男性性器の構造上の欠陥とシルデナフィルの服用

シルデナフィルは、ED治療薬の一種に含まれている有効成分であり、医薬品のタイプとしてはPDE阻害剤というものに該当しています。PDEというのは人体にある酵素のなかまであり、血管の平滑筋を収縮させるようなはたらきをもっています。このPDEが性器の血管を収縮させてしまうと、性行為のときに男性の性器に血液が回らなくなってしまい、EDの症状をひきおこす直接的な原因となるのです。
シルデナフィルを含むPDE阻害剤を、時間を置いて性行為の前に服用すると、PDEのはたらきが阻害されるため、逆に性器の血管が拡張するようになり、性器の硬さや持続力が長時間にわたって高められ、EDの症状が解消されます。こうしたシルデナフィルを含むED治療薬は、女性に対するトラウマなどの心理的な要因による場合、動脈硬化など血管の異常による器質的な要因による場合、その両方が複合した場合など、幅広い要因に対応しているため、医療の現場では相当に用いられています。
ただし、男性の性器に何らかの構造上の欠陥がみられる場合については、シルデナフィルの服用によってED解消の効果はあるものの、慎重にすべきものとされています。この場合の性器の構造上の欠陥というのは、屈曲、線維化、硬化症などの病気をともなっている場合をいいます。
性器に構造上の欠陥がある場合、性行為によって痛みが生じる可能性が高く、実際問題として性行為をすることが困難となりますし、他に服用している医薬品との飲み合わせの関係からも、ED治療薬の服用が難しいというケースがあります。こうした病気に対しては、手術による切除、副腎皮質ホルモンの注射、体外衝撃波療法などのさまざまな治療方法がありますので、病気の種類や症状の重さなどにあわせて、まずは適切な方法による治療が不可欠となります。